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2009.09.15 Tuesday

>>Kong:The 8th Wonder Of The World(コング:ワンダー オブ ザ ワールド)GBA 紹介&レビュー

8ビット、16ビット。ゲーム機の能力を『bit』という数値で競っていた時代に見下ろし画面のアクションRPGを好み遊んできたからなのか、いまだにアクションRPG(アクションアドベンチャーを含む)と呼ばれるジャンルのゲームに強い魅力を感じます。
それはもちろん当店の主力である海外のGBAでも同じことです。特にGBAはSFCからの移植作品も多くスペックの近い機種ですから、その度合いは強くなります。
海外で同系列の作品が発売されていると、つい遊んでみたくなります。

海外では国内よりも『ゼルダの伝説』が高く評価されているからなのか、多くの類似作品が発売されています。今回紹介するのはその中のひとつ。GBA後期に発売されたアクションRPG『Kong:The 8th Wonder Of The World(コング:ワンダー オブ ザ ワールド)』を遊んでみたので紹介します。


(注意:この文は序盤をプレーした時点で書かれたものです。クリア後のレビューではありません)

アクションRPGやアクションアドベンチャー、大きく分けるとこのジャンルで発売された作品はGBAでもいくつかあると思うのですが、ディアブロ系でも横スクロールでもなく見下ろし画面で、となると発売された本数は限られてくると思います。
Kong:The 8th Wonder Of The Worldは国内でも上映されアカデミー賞を3部門獲得した映画『キング・コング』(King Kong)をゲーム化しUBISOFTから発売されたものです。

今作の特徴
プレイヤーが操作できるキャラクターは3人。Jack(男)は剣と銃、それにヤリ、Carl(男)は手榴弾を扱え、力を活かし物の押し引きすることができます、Ann(女)は治療などを行うことができます。キャラクターは基本共に行動することになっており、操作しないキャラは後ろからついてきます。操作するのは先頭のキャラだけですが、後方のキャラも敵の攻撃を受けるとダメージを受けます。
Lで操作するキャラクターを変更することが出来、セレクトを押せば単独で行動するがこともできます。ゲームを進めていくと、このキャラ切り替えや単独行動を活かした攻略(謎解き)がでてきます。
例:2箇所あるスイッチを同時に押したい時などに単独行動。
ザコ敵のムカデとの戦闘。

湖にいるのは、ネッシー?

主人公たちの主な目的はジャングルの奥へと進み、遺跡(ダンジョン)などを攻略していくことです。道中現れる敵には食虫植物や毒をはくキノコ、ムカデ、コウモリ、恐竜、原住民など、ジャングルらしい敵が現れます。食虫植物に不用意近づけば体ごと飲み込まれ、原住民はヤリで攻撃してきます。ダンジョンには床を踏むとヤリが飛んでくる仕掛けやパズル的要素があり、奥にはボスもいます。
ダンジョン1のボス。銃で応戦。

ゲームを進めていくと一定の間隔でベルトアクション風のキングコングパートが入ります。このコングパートは正直言って単調で、もう一工夫が欲しかったところでしょう。
ベルトアクション風、コングパート。


今作のもうひとつの特長。それはアイテムを調合できるという点です。
例えば湖を渡りたい、だが渡る手段がないとき。「材木」と「ツタ」を集めて調合すればイカダを作ることができます。
またはCarlの武器となる手榴弾、Jackのヤリなどのアイテムは使用回数が限られています。そのため手持ちが底をつきたら、調達しなければなりません。その調達方法は現地調達。他の作品では、そこら辺の草など切ったり、お店でお金を払えば買えるものですが今作の舞台はジャングル。そんな現代人愛用の武器はそうそう落ちていません(一部の武器を除く)。そのため手榴弾の材料となるものを手に入れ調合して作らないといけないということです。
アイテム数がそれほど多くないので、多くの種類を調合するわけではありませんが、調合が必要な場面は進行上でいくつか出てきます。

有限アイテムの調合。悪く言えば面倒になりそうな要素ですが、今作の舞台ジャングルですから、現実味があってよい効果をもたらしています。
調合画面。2つのものを調合して成功すれば新たにアイテムを生成することができる。




アクションRPGを何と比べるか、何を求めか。
今作は国内アクションRPGの代表作ゼルダの伝説と比べてしまうと、ハッキリ言ってアクション面で劣ります。剣での攻撃も銃での攻撃も、ゼルダほど爽快感はありません。
1つめのダンジョンのボスも手ごたえがあったとは言えるものではありませんでした。しかし今作を簡単に駄作と言っていいの? となると、そうではないと思います。
今作はシリーズ物ではなく新作です。確かに謎解き要素は類似作品に共通するものがありますが、シリーズ物をよく遊ぶとつい慣れてしまうこと、例えば「ブーメランはこうやって使うんだ」といったアイテムを手に入れた時点でもう次の攻略を予想できてしまうことがあります。そのことは前作がない新作ですから薄れます。これは新作だからこそ味わえるパズル的要素の攻略、使用アイテムの使い道があります。

言語が英語ということ。
洋ゲーを遊ぶ上で、一番ネックになるのが言語だと思います。
会話、説明、全て英語で書かれているだけで、一歩引いてしまうことはあるでしょう。今作はアクションRPGですから、アクションやシューティングゲームのように触れば直ぐにわかるという印象も抱きにくいのかもしれません。
しかし、今作は基本的に会話が少なく、英語が苦手でも演出やその場の雰囲気だけでストーリーは大体理解できますし、謎解きに関してもヒントになるような会話が出てこないので自力で攻略してなくてはなりません。その場に用意された、ブロックなどの配置などを見て自分で攻略する。このことに言語は全く関与しないでしょう。これの点も日本人が外国のゲームを遊ぶ点として評価すべきポイントだと思います。
ダンジョン内。パズル要素のある仕掛け。
押し引き可能、1つ動かせば他も連動して動くブロックをどう動かせば先に進めるだろうか。

知名度の低い洋ゲーを攻略すること。
最近の国産ゲームは、パートナーキャラがヒントをくれたり、攻略に詰まっても攻略本やインターネットで調べれば大抵攻略方法がわかってしまします。
それを見て攻略しても面白みが欠けることはわかっていても、ついそういうものに手を出したくなってしまいませんか? しかし海外ゲームにはそれが通用しません。
「次はどこへ行ったらいいのか」、「この謎をどう攻略するのか」
全て自分で解決しなくてはなりません。加えて今作では、会話の英語がわからないから謎が解けないのではなく、単純にその状況を打開する方法が思いつかないから、行き詰まります。
これは言語が英語だからであり、今作の意図的なねらいではないでしょうが、英語がわからない人が遊ぶと
ジャングル=孤独、サバイバル
といった構図に当てはまることになり、ジャングルでの冒険をより現実味のあるものにするでしょう。


まとめ
今作を統括すると、残念ながら何年経っても評価され続ける名作と呼ばれるような作品ではないでしょう。上にも書いた通り名作と呼ばれる作品の完成度には及びません。
しかし、少なくとも私は今作の序盤を遊び、1つめのダンジョンをクリアした時には、電源を切らずに2つ目のダンジョンに進みたいという気持ちが芽生えていました。
加えて、GBA後期発売された作品といういうこともあり、ジャングルのグラフィックや挿絵のレベルはなかなか高く、評価できるでしょう。
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