>>激ムズ、リトライアクション。「エスケープ 2042:真実のディフェンダー」DC、MD、GBなどで遊べるインディーズゲーム紹介。

<< 激ムズ、リトライアクション「エスケープ 2042」 >>
本日紹介するのは、DC、MD、GBなどで遊べるインディーズゲーム
「Escape 2042: The Truth Defenders / エスケープ 2042 :真実のディフェンダー」です。
今作も前回記事の「Zia and the goddesses of magic」に続いて「Alice's Mom's Rescue / アリスの母親の救出」と同じ開発になります。
[ストーリー・目的]
2042年。民主主義の仮面をかぶった政府は、情報を管理し自分の利益を追うことしか考えていない。システムエンジニアの主人公「シュン」は、真実を国民に伝えるため、秘密作戦の実行する。しかし独裁政府に反体制派として、厳重に警備された刑務所「Bulor24」に捕らえらてしまった。
プレイヤーはシュンを操作し、できるだけ早く刑務所から脱出しよう!
[ジャンルと対応言語]
ジャンル:アクション
対応言語(DC,MD):日本語、英語、フランス語、スペイン語
※GB版はマルチ言語でありません。マニュアルで言語対応。
◇刑務所からの脱出はやはり困難だった!
今作は何度も死にながら、リトライを繰り返しながら攻略していく激ムズ系の覚えゲーです。
ステージ数3 + 合間に導入される2つのミニゲームという、3+2ステージ構成。
ゲームモード & 難易度は「イージー、ノーマル、ハード」+「スピードラン」となっています。
再開はパスワードで可能です。
エスケープ2042にはHPの概念はないので、1つのミスが、死へ直結します。リトライにはペナルティはなく、何度でもやり直すことが可能。1フロアごとに進行状況が自動保存され、取得したカードキーなどのアイテムの取得状況も保存されれるので、リトライは容易です。激ムズ系のゲームなので、この点は助かります。
最初のステージは刑務所。
刑務所内部には、"罠"や"監視カメラ"、"敵"が設置されており、対抗手段としては、「攻撃用」と「カメラを一時停止」させる2種類の手榴弾があります。
手榴弾は少数しかなく、また放物線上に飛びます。監視カメラを停止させる手榴弾は敵に当てる必要がないためまだいいのですが、攻撃用は敵に当てるのは難しく、使い勝手は良くありません。そのため、刑務所を攻略するにはやはりプレイヤーの腕が一番の頼りになります。
手榴弾は使用せずとも攻略が可能になっており、あくまでも補助的なアイテムとしての位置づけという印象です。
ステージ1の刑務所。監視カメラに見つかっても、その他ワナに接触しても一撃死
◇良い点もあるが、やはり気になる点も
ゲームボリュームはクリアまで数時間程度と短く、今作も「ショート系の作品」です。
メインステージは1〜3までありますが、進むごとに「難易度」や「ゲーム性」が低下、特にステージ3は激ムズ要素は薄まり、危機的状況に陥ることがほとんどありません。
ステージ2に関しては、1には出てこなかった要素もでてきますが、やることは基本的に1と同様です。
ステージ1の特長だった、手榴弾やカードキーは、刑務所ステージでしか登場しません。
主人公の目的は、刑務所から故郷への帰還なので、ステージ1の刑務所から離れるほど安全になる。
もしかしたらこういったゲーム背景を考慮したステージ構成なのかもしれませんが、やはりアクションゲームとしては物足りなさを感じてしまいます。
特に問題なのがステージ3。ここまで進む頃には、プレイヤーも1より上達しているはずなのですが、アイテム要素もなければ、敵の危険度も下がり、単調さが際立ってしまっているのが残念です。
またステージ1でのPCハッキングという要素があるのですが、この方法がキーの「↑↑↓↓」などを暗記して、繰り返すという方法が採用されています。
これは「Zia and the goddesses of magic」の魔法の使い方と同様のアイデア。
「エスケープ2042」の場合、このハッキングは一撃死の緊張感を高めている部分もあるので、決して完全否定するものではないのですが、アイデアの種類としては目新しさはないとも感じます。
◇まとめ
「エスケープ2042」は、一部理不尽とも思える場面はありますが、BGMや操作性が悪いわけではなく、激ムズのリトライ型のレトロ風味のアクションゲームとしては、遊び心地は悪いものではありません。
欠点を指摘していますが、単純につまらないゲームかと言われれば、そうではないと思います。
- 一瞬の判断、操作が生死をわける激ムズアクション
- 世界観を構成しゲームを盛り上げるBGM
- 良い意味で多くを語り過ぎない世界観と簡素ながらも世界観にあったグラフィック
など、良い点もあり個人的に好きにな点もあるゲームです。
後半にかけて尻すぼみなこと、ゲームボリュームが「Alice's Mom's Rescue / アリスの母親の救出」と同程度で問題ない、価格との兼ね合い、パッケージ版ゲームが好きなかたには、手に取っていただきたい作品です。
□プレイヤーの腕、難易度によっても異なるだろうが、1つの難易度しか遊ばない場合、クリアまで長くても数時間程度。
□ステージ1の最終フロアは、一瞬のタイミングを計って攻略しなくてはならないので、理不尽と感じることも。
(リトライ回数=ゲーム時間が長くなるという側面もあるが……。)
□ステージ1が一番優れている。
□いい意味で多くを語り過ぎない世界観と、世界観を構成しゲームを盛り上げるBGM。
◇他機種で遊べる作品。機種によって何がちがう?
GB版は白黒。収録されているのはステージ1のみです。
MD版とDC版は基本同じですが、音質がDC版の方が良質になっています。
>>2回連続企画。インディーズゲームを紹介「Zia and the goddesses of magic」機種:DC

<< 少女Ziaのちいさな冒険 DCで遊べるインディーズRPG >>
2回連続企画として、インディーズゲームを紹介します。
本日紹介するのは、DCで遊べるRPG。「Zia and the goddesses of magic」です。
今回次回と、DCなどで遊べるインディーズゲームを紹介しますが、
どちらも、「Alice's Mom's Rescue / アリスの母親の救出」と同じ開発になります。
開発順は
「Zia and the goddesses of magic」(今記事で紹介)
「Escape 2042: The Truth Defenders / エスケープ2042」の順番で、「エスケープ2042」が最新作になります。
青髪少女が今作の主人公「Zia」
◇山育ちの少女は、魔法探しの旅へ
山育ちの少女Ziaは古い本をみつけ魔法の存在を知りますが、周囲は魔法に興味を示すものはなく、Ziaは寂しい日々を送っていました。
あるときZiaは冒険にでる決意をかため、旅に出ることになります。
[ジャンルと対応言語]
ジャンル:RPG
対応言語:英語、フランス語、スペイン語(日本語には対応していません)
英語自体は、長文・難解というわけではありません。
◇要暗記。コマンド入力式のタイマンバトル
Ziaが道中習得した魔法は、戦闘で使用することができます。
この戦闘での魔法が、今作品の一番の特徴的な部分といえるでしょう。
魔法は、王道RPGのようなコマンド選択型ではなく、十字方向へ魔法コマンドを入力することで発動します。
例えば火の攻撃魔法の場合「←→→→」と正しく入力すると発動。
コマンドは失敗すると、素手で殴る弱い攻撃になってしまいますので、場面によっては失敗=死につながる場面もあります。
魔法コマンド自体はステータス画面で確認できますが、戦闘中に円滑に使用するには、暗記やメモをしている必要があるでしょう。
戦闘画面。入力したコマンドは上部に表示される。
魔法の使用にはMPを消費するのですが、MPのシステムは「MAXの状態から0になるまでは使える」、という基本的なRPGシステムとは違っています。
まずMPは戦闘開始時は、常にMAXの状態で始まります。戦闘中に魔法を使えばMPは消費しますが自分のターンになれば、一定数回復します。消費MPが少ない魔法ならば、毎ターン使用できますが多い魔法の場合そうはいきません。
例えばMAX:MP6。「火の魔法」と「HP回復」、2つの魔法を使える状態だとします。
火の魔法の消費MPは6
HP回復魔法、消費MPは2です。
1ターン目 / 火の魔法を使用。→ 残りMPは0になります。
2ターン目 / 自分のターンなったのでMP4が自動回復。MP4では火の魔法は使用できませんが、回復魔法を使用することは可能です。そのため、このターンでは回復魔法を使用。→ Ziaの残りMPは2。
3ターン目 / 再びMP4回復するので「火の魔法」 or「回復魔法」どちらも使える状態に。
このようにMPの残量を考えつつ、戦闘を進める必要があります。
戦闘で獲得した経験値は、プレイヤーが好みで各パラメーターに振り分けることができ、これがレベルアップになります。
ちなみにレベルアップは、経験値が「1.0」貯まると可能ですが、任意で振り分けをしないとレベルアップしないので注意が必要です。自由分配ですが、パラメーター自体が3種しなかいため、深いシステムではありません。
◇辛い鈍足仕様。ショート系の作品
旅の最中に村人など、Ziaは世界の住民とコミュニケーションをとることにはなりますが、頼もしいパーティーメンバーに出会うこともなく、最後まで一人旅。戦闘も1 VS 1の状態が最後まで続きます。
クリアまでのプレイタイムですが、数時間程度という短い作品です。
今作には、個人的に黙過できないことがあります。
それは序盤(雪エリア)& 屋内といった一部MAPで移動速度が遅すぎることが、プレイヤーへの大きなストレスとなっている作りです。雪は足を取られるから遅くなるというゲーム上の設定があるのでしょうが、最初のマップが雪国なので次のステージから歩行速度が上がることを知らずに、同理由により序盤で止めてしまう人も現れるのではないかと思います。
屋内では「雪=鈍足」ということも説明がつかなくなるので、ストレスにしかなっていません。
この移動速度は、筆者のようなせっかちなプレイヤーには厳しいものがあります。
Ziaはジャンプが可能。使う場面はこういった、足場への移動など
雪エリアなど鈍足以外の場所では、歩行速度は普通に。
◇あの人の、あの台詞はいいけれど……。
Ziaが旅する中、出会う人には
同開発の「Alice's Mom's Rescue / アリスの母親の救出」のアリスがいたり、
「ドリームキャストLOVE」と話す人がいたり、ニヤリやほっこりする体験もあります。
筆者はクリアまでの時間が長ければ長いほどいいという考えではありません。短い時間でも濃密な体験が味わえればいいと思います。しかし、「Zia and the goddesses of magic」には今作でしか体験できない、突起したゲーム性を感じることもなく、舌を巻くような凝ったパズル要素があるわけでもありません。また快適性に問題を抱えています。
今作の個性は作品の中身自体ではなく、レトロ機で遊べるということが、最大の個性なのでは? とも思ってします点が残念です。
レトロ機でも遊べるゲームをコンスタントに作り続ける点は称賛したい思いですが、「Alice's Mom's Rescue / アリスの母親の救出」でもみられた、悪い意味でのインディーズゲーム的な要素が今作にも見受けられる点が残念です。
ドット絵や音楽など、好ましく思う方もいるであろう部分がある為、せめて歩行速度だけでも快適ならば、もう少し気軽に楽しめるRPGになったとは思うのですが。
同開発には、もう何歩か進化したゲームを見てみたいのも正直なところです。
>>[DCゲーム紹介]親切設計が嬉しい、誰でも気軽に遊べるパズルゲーム「Leona's Tricky Adventures」

先日から販売を開始したDCで遊べる新作ゲーム「Leona's Tricky Adventures」
*数年の開発を得てリリースされたわけですが、
パズルゲームという性質状、見た目で伝わり辛い部分もあると思います。
今作はどんなゲームなのでしょうか?
本日は「Leona's Tricky Adventures」を紹介します。
*記事の最後にDCリリースラッシュについても少し触れてみました。
スクリーンショットの撮影環境の影響で左右と上に枠がでていますが、4.3環境では通常枠はありません。
あまりスクリーンショットの画質が良くありませんが実際はもっと鮮明な画面で遊べます。
タイトル画面

マウス対応のため、スタート画面にマウスの文字
<< 動物たちが住む世界でパズル。動物を助け世界を開放しよう >>
主人公のLeonaが冒険するのはBasopiaという、会話のできる動物たちが生活する世界。
プレイヤー(Leona)の目的はBasopiaの住民たちを助けることにあります。
「Leona's Tricky Adventures」はMAPのあるストーリーモード的なモードで遊ぶことになるのですが、
MAP上は移動するだけでなく、Basopiaの住民たちとちょっとした会話することも可能です。
話を聞いてみるとBasopiaの住民たちは、どうやら困っているようです。
パズルを解くことで、住民たちの助けとなります。

画面の中央の郵便ポストのようなものがソケット。MAP上に多数配置されている。
ソケットを調べるとパズルが始まる。
住民たちとの会話からなるストーリー要素ですが、
テキストの量は少な目。日常会話程度です。
例えば
住民:家が無くなってしまった
↓
プレイヤーがパズルのノルマを達成することで、住居が復活→感謝
このようなストーリー要素は開発者によると、緩急の少ないパズルゲームである性質状、
取り入れた要素のようです。
重厚なストーリーを期待する人には物足りないかもしれませんが、
確かにゲーム進行やノルマを達成するにあたって、こういった会話でもあった方が
プレイヤーの攻略意欲を一定数掻き立ててくれるので
パズルのみをこなすよりも、あって嬉しい要素ではないでしょうか?
とはいえ攻略する上で必読でもなく、英語が読めない方でも問題ないともいえます。
案内役となるのはフクロウ


動物たちとの会話
ストーリーがあっさりしているのは、ある意味、海外産のあるあるか
最初はいける場所も少ないのですが、クリアするごとに、世界は解放され広がっていきます。
道ができるだけでなく、何もなかった場所に木々が生えたり、
住居が復活したり、洞窟の入り口が開放されたり

ノルマ1のクリアでは畑に変化はない

ノルマ2までクリアすることで畑に変化が!

ノルマ2までクリアしたことで宝箱が現れた場面
<< 気軽に遊べるパズルゲーム [ルール説明] >>
さて、ゲームのメインとなるパズルですが、
こちらがパズルのゲーム画面です。

序盤はフクロウが解き方を教えてくれる。
画面が左右2つに分かれています。
プレイヤーの目的は左のパズルを右の状態にすることです。
右は見本なので、プレイヤーが操作するのは左側のみ。
パズルの色は赤、黄、緑、青、紫の5色。
クリックするごとに赤→紫方向に進んでいき紫の次は壊れてしまいます。
画面の中心部に進行順が表示されいるので、順番は常に確認可能です。
ポインターを操作し、クリックすることでパズルの色を変化させることがでるのですが、
1クリックでポインターを中心とした十字方向の色が変化、
中心部(クリックした場所)のみは2段階進行します。(十字なので最高5カ所)
上記のスクリーンショットのをもう一度みてください。
このパズルの場合、真ん中をクリックすれば右画面のように変化するのです。
1ソケット(セット)辺りの問題数は5〜8問程度。
時間としては1問あたり1分もかからないものもありますし、かかっても数分程度で攻略できる問題が中心。
ノルマはソケットごとに2段階設定されています。
1はゲームを進める上での必須のノルマ。
2をクリアすれば、「住民の助け」になったり「他に道が開かれたり」といったプラスαの要素が解放されます。
画面の上「1/3/-」とありますが、左から「達成数/ノルマ1/ノルマ2」となっています。

序盤は、どこをクリックすればいいのか光って教えてくれる。
「Leona's Tricky Adventures」は対戦パズルではないので対戦要素はなく、1人プレイ専用となっています。
何分で攻略できたか? というタイマーはあるものの
攻略するうえで時間制限はなく、ゆったりと問題に取り組むことが可能です。
最初はただ単純にどこをクリックし、色を変化させるかという問題ですが、
進めるうちに壊す要素、パズルを破壊し落とすなど、性質の異なる問題もでてきます。

「壊す」がテーマの序盤問題。

この問題も右の状態にするには、変化だけでなくパズルのどこかを壊す必要がある。
落ちものパズル的な感じも
<< ストレスを軽減させる親切設計。ボリューム大=高難易度ではない >>
「Leona's Tricky Adventures」は総問題数が数百問というボリュームのある内容になっていますが、
ゲームを進める上で一方通行的に難易度が上がり続ける難易度調整はなされていません。
基本的に
1ソケットごとに「初期問題→難易度上昇しつつ、最終問題」という流れになっており
ソケットごとに難易度はリセットされます。
しかもノルマが2段階となっているので難易度の上がった問題は解きたくなければ、
飛ばして次に進むことも可能です。
ゲームを進めるうちに問題の性質は変化しますが、初期問題から始まるので挑みやすくなっています。
またボタンを1回押すごとに1手ずつ、「戻し」、「進み」が可能。
問題中に手間違えてしまったとしても、最初からやり直しということが発生しないので
ストレスなく自分の考えを試すことができます。セーブもいつでも可能です。
1問あたりの時間も長くなく、気軽にプレイすることが可能です。
今作を説明する上でピクロスの名が上がることがあるのですが、
パズル性は全く違いますが、倉庫番であったり、*ピクロスであったり、
焦ることなく一人で気軽に楽しめるパズルゲームという点では共通しており、
そういった作品が好きなかたには、いいのではないでしょうか。
短期間で全問クリアを目指すというよりも、ちょこちょこ進めるのがお勧めのプレイスタイルかと思います。
*時間制限のある作品もあるので一部作品を除く
今作でしか味わえない、絶対的な個性や中毒性こそないものの、
パズルのみではなくMAPにキャラを配置して世界観を構成し、1手ずつ「戻し」・「進み」が可能、
どこでもセーブできる、MAPを表示できる地図に、MAP上を移動できるワープポイントなど
今作ではプレイヤーへ無駄なストレスを感じさせない配慮ができており、丁寧に作られた印象を受けます。
実際、海外ではプレイヤーの評価は好評なようで、その評価も頷けます。
シューティングやアクションが中心のDCインディーズ群のなかで、
適度に頭を動かせますし、息抜きに最適な作品ではないでしょうか。
DCインディーのゲームジャンルに幅を出してくれたこと評価したいところです。

サウンドテストも配備
「Leona's Tricky Adventures」のサウンドは、
聞いていて心地よい音楽が多く、今作の世界観の構築に一役買っている。

今作にもあるVMUの液晶画面
やはりドリームキャストで遊ぶ以上は欠かせません。
これはロード画面のもの。(ロード時間は短めの作品です)
ちょっとしたことですが、やはりDCだけの嬉しい要素。
VMUに表示される画像は数種類あり、
今回掲載したのはこれですが、メインのグラフィック違います。
実際にプレイして確認してみて下さい。
<< Dreamcast作品。開発からリリースまでは年単位が必要。DCの今後は? >>
ここのところ海外のDreamcastインディーズタイトルが幾つかリリースされており
リリースラッシュの感じもあるのですが、
最初にも触れましたが、今作も開発に数年単位がかかっています。
公式の開発期間は2013〜2015年
実は「Leona's Tricky Adventures」も一時期は本当にリリースできるのかと思った時期もありました。
意欲や技術などといった開発上の問題だけでなく、金銭面の問題など紆余曲折あったことが想像できます。
実際、DCのインディーズタイトルの中でもリリースまで到達できなかったタイトルもあるからです。
近年のリリースラッシュは数年前に開発が始まった幾つかのタイトルの中から
リリースまでたどり着いた作品が発売を迎えられたという面もあるのです。
今年の時点でも開発中のタイトルを数点確認できており、
早ければ今年中に入荷できるものもあるかもしれませんが、
どれも今年に開発がスタートした作品ではありません。
開発中の作品もあり、DCで遊べる新作インディーズ作品はまだ打ち止めとはならないでしょうが、
5年後も10年後はどうなっているでしょうか?
5年後も10年後も、「またまたDCに新作が登場!」と言ってみたいものですが、
制作したいと思う製作者・ゲームの質、製造できる環境、ハード面などプレイ可能な環境、
そして購入していただけるお客様、
どれかが欠けても続かないでしょう。さて今後どうなるでしょうか。
>>[DC新作] Alice's Mom's Rescue(アリスの母親の救出) 今度はドット絵アクションパズル。

<<DC新作登場! アリスをモチーフにした、アクションパズル>>
DCで遊べるゲームにまたもや新作が登場。
☆STORY
巨大なカラスにさらわれた母親を助けるためにアリスは冒険へ出ることに
アリスは無事に母親と再会できるのでしょうか?
<< ルールは単純明快。ほのぼのドット絵>>
今作のジャンルはアクションパズル
マップ上のどこかにあるゴールを目指す、ステージクリア型のゲームとなっています。
グラフィックは可愛らしい8ビット時代風のドット絵。
マップ上には幾つかの仕掛けと、鍵&トビラが配置されており、
トビラを開くには同色の鍵が必要となります。
プレイヤーはアリスを操作し、正しい手順でゴールを探す必要があります。
「Alice's Mom's Rescue」の一番の特長とも言えるのが主人公のアリスがマップ上に生えている
2種類のマジックマッシュルームの効果で、小さくなったり大きくなったりできること。
小さくなれば、狭い場所に入れるものの、身体能力は低下しまうマイナス要素も。
通常サイズに戻れるマジックマッシュルーム。飛び乗ることで効果発動
ちびアリス状態ならば、狭い場所へも
<< 真の敵は、一撃死と順序選択にあり >>
ステージ上には敵として猫などが配置されていますが、
アリスはHPがあるので、敵に当ってしまっても一発アウトということもありませんし、
これら敵に関してはそれほど脅威に感じることはないでしょう。
それよりもプレイヤーを苦しめることとなるのは落下(即死)の恐れのある
アスレチック要素に、正しいルートで攻略する必要があるという点です。
トゲや足場の無い場所への落下は一撃死となり、さらにゴールまでの順序を誤ると、
戻ることも不可能となり、*ゴールに辿りつけ無いという場面も。
「Alice's Mom's Rescue」は時間制限もありませんし、穏やかな世界感ではあるのですが、
この「一撃死」&「順序選択」の2点が、緊張感を生み出しています。
*リトライ可能
順序に関しては、例えばアリスの体を大小されるマジックマッシュルームを使う場面。
配置されているマジックマッシュルームは小さい方に触れれば小さくなり、
通常サイズに戻るには大きなマジックマッシュルームに触れる必要があります。
ということは、近くに2種類のマッシュルームが無い場合どちらかのサイズに固定となってしまいます。
「順序を誤る」→「リトライ」となってしまうのです。
一見かわいらしい猫。邪悪な猫という設定なので、これでも敵キャラ
<< 気になるゲームボリューム >>
「Alice's Mom's Rescue」のステージ数は
3ワールド
25ステージ
となっています。
この数を知ったとき、正直物足りなさを感じました。
「Alice's Mom's Rescue」には同類作品によくあるマップを見渡すということができません。
そのためステージを隅まで歩き回る必要性が生じます。
とはいっても1つ1つのステージの広さはそれほど大きなものではありません。
「だだっ広いマップを歩き回る」というわけではなく、リトライに対するロード時間も短めです。
意識的にプレイストレスへの配慮がなされているのかもしれません。
肝心のゲームボリュームですが、
「正しい順序で進む必要性」、「アスレチックでの失敗」、「マップを見渡せない点」
これらの要素がプレイ時間を多少は稼いでくれるでしょう。
しかし、プレイヤーの腕にもよりますしボリューム不足は懸念されます。
ワールド2の舞台となる。洞窟ステージ
危険なマグマ地帯がある場所も
<< 製造中止から14年後にDC初参入 >>
「Alice's Mom's Rescue」は目新しい点を多く感じる作品ではありません、
ボリューム不足にも懸念があります。
しかし操作性は悪くなく、正しいルートを見つけたとき、
鍵を発見したときに感じられるパズルゲームならではの面白さはあります。
また最初の印象ではDreamcastとしては物足りなさを感じたグラフィックも
今作のゲーム性を考えれは気にする必要もなく、
むしろ第一印象から可愛いと好意的に受け止める人もいます。
そしてミュージックも世界感によく馴染んでいます。
プレイ中、ドット絵と音楽で癒されるとも、
また今回「Alice's Mom's Rescue」を開発したデベロッパーはDCインディーズへ
初参入という点も見逃せません。Dreamcastが2001年に製造中止が発表されてから14年。
今でもDCで遊べるゲーム(インディーズ作品)は当店でも入荷してきた通り、
シューティングゲームを中心に新作が発売され続けています。
インディーズ作品でも、デベロッパー (開発業者)、パブリッシャー(発売元)があり
「Alice's Mom's Rescue」の開発は今までDCで発売されてきたシューティングゲーム、
また今度入荷を予定している「Pier Solar HD」などとは違う開発になります。
わざわざ、14年前に撤退したゲーム機にあえて参入しているのです。
今後のDCインディーズシーンを見守るという観点からいえは外せないゲームになるのかもしれません。
DCゲームなので、ぷるぷるパック、VGA、VMUに対応
VMUに表示されるアリス
ちょっとしたことですが、DCだけの嬉しい要素
[その他、気になった点]
・ステージ数の表示がない為、自分が現在どのステージをプレイしているかが分からない。
・DC独占配給作品ではない。
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